2010/10/31

どんなにすぐれたメソッドを知っていてもだめ

私のボイトレメソッドは、師匠である佐々木勉御大(実は私の父のお弟子さん・・・)の
それを基本としています。

私が未熟な「声楽家のセンセイ」からボイストレーナーに転身した頃、
「この佐々木メソッドがあれば、私も一流かも・・・?」
なんて淡い夢を抱いていました。

しかし、それはまさに夢。

たとえ同じメソッドでも、
伴奏ピアノをただ弾いていても全くだめ。
ニコニコしながら、こころの中で、

「こういうリズム感で、こういう気持ちで、こういう緊張感で、
こういう重心の移動を感じながら声出さんかいコラ!してください~~~~」

と叫ばないと、生徒さんは反応してくれないのです。
(これは心の中であり、声にだしてアドバイスするのは出来るだけ控えます)
で、一つのメソッドが終わると、
声を出した生徒さんより超単純かつ簡単な伴奏を弾いてる私の方がゼイゼイいってます♪
さらに声だしてない私が背中や脚が痛くなったりしてます(運動不足・・・汗)

前回書いた通り、指導者は「指導方法やメソッドだけ知っていてもだめ」なのです。
前出の佐々木御大曰く
「命を削って教えなさい」
まさにその通り。

プレーヤーと二足のわらじを履き続けていたら、
私には無理だったと思います。



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2010/10/30

ボイストレーナーになりたい方へ

ボイストレーナーになりたい方・・・
結構いらっしゃるみたいです。

資格は一切ありません。
なのれば今日からあなたもトレーナー。。。

ただし、どんな職業でもそうだと思いますが、その人でなければならない
「なにか」が必要です。

さらにプロと名乗るなら

「副業でやらないこと」

かな?
でもそうすると食えない・・・
う~ん。やめといた方がいいかも

それでもやりたい人に
私が思うボイストレーナーの条件

・相手の心理に常に気を配る事
・相手の声から性格や精神状態を見抜く事
・生徒のプライドを守りること
・生徒のコンプレックスを取り除く事
・「あいまいな指示」は出さない事(「テンション上げろ」「もっと感情混こめて」等)
・「力を抜け」というなら「入っている理由」をきちんと説明すること
・「力をいれろ」ではなく「自動的」に必要な力が入る方法を見つけてあげる事
・「もっときれいに」とか「もっと優しく」などの言葉は極力さけること
・生徒に合わさせるのではなく生徒に合わせる事。ただしこちらのペースは守りながら。
・生徒がやめてしまう事を決して恐れないこと
・これにあとは地声やファルセット、ミックスボイスのためのメソッドや知識があればok。

最後の1行だけが知識の部分です。
でも知識があっても「教える」のとは別です。
あ、あと「先生ヅラ」は厳禁。でもなめられないように!

・・・これはボイストレーナーに限ったことではないかも!?
「生徒」を「顧客」や「家族」「友達」に置き換えても・・・





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2010/10/24

歌唱・舞台用のポジションと普段のおしゃべりのポジションその4

ふだんのおしゃべり用のポジションではだめだとすると、
本番用を見つけるしかない。
でもどうやって?

おしゃべり用のポジションを塞ぐ、これが一つのやり方となります。

いろいろな方法がありますが、まちがえたら、痛めますので慎重に・・・

その前に、声を出すときにあごを引けとか口を開けろ、
と言うのかご存知でしょうか?
声帯とそれを覆う軟骨など全体を下げるため、または上がってこないための壁を作るためです
(他にも理由はありますが、一番はこれです)

では両手の親指の腹を下あご(唇の真下)につけて、残りの指で首の後ろ側をもちます。
(自分で首を絞めているようなポーズ。ただし親指の位置は下あご)
そして思い切り口を開けながら、手を前後から握りしめます(アゴごと首を絞めたポーズ)
この時下を向かないように・・・

こうすると、普通に「あ」と発音できないし、息もひっかかってちゃんと通らなくなるはずです。
(アゴが外れた感じ 注:本当に外れないよう気をつけてください!痛めても責任は負いません)
なぜなら、のどの奥に喉を詰め込んだから、とでもいいましょうか?

はい、これで息が通らなくなったのはお喋り用のポジションが埋まってしまったからです。

それでもここで「ハッ!」と思い切り声を出してみます。
あら不思議、声も息も出なかったはずなのに、
バシッとでるじゃないですか!?
(生徒さん中5名に4名はこれででます。)

それが本番用(とりわけ舞台用)のポジションです。
ただし、腹筋がよわかったりすると息しか出なかったり、
塞いだおしゃべり用から無理に出したり(これが一番危険)してしまいます。

通じて・・・ませんね(汗)
見本を見せながらじゃないとむつかしいかな・・・

いつかお目にかかってやってお見せします。ごめんなさい


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2010/10/19

歌唱・舞台用のポジションと普段のおしゃべりのポジションその3

その3です。

本番用と普通のおしゃべり用の2つのポジションがあると仮定しました。
ではどうやって使い分けるか?

答えは・・・本番用のポジションを練習で手に入れる!です♪


では納得できませんね。
どうすればもっと簡単に手に入るか?
ここで私のボイストレーニングの特徴を少し・・・
腹式呼吸も腹式の練習をするのではなく、腹式呼吸をせざるを得ない方法を見つけるのが
浜渦式の発声です。

では本番用のポジションを使うには・・・
「おしゃべり用のポジションを使えない様にする」
が一つの答えです。

つまり、普通に喋られないようにする=本場用のポジションしか使えない

です。

あ、生徒さん来た♪


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2010/10/16

歌唱・舞台用のポジションと普段のおしゃべりのポジション②

その2です。前回までのお話は
http://voitra.blog117.fc2.com/blog-entry-643.htmlです

歌えばのどがガラガラになる、枯れる・・・

しゃべり声はガラガラなのに歌えばスコ~ンと抜ける!

ここで、ひとつの仮説を立てます
のどのポジション(息の通り道等も含む)は、だれでも
「一般人のおしゃべり用」と
「歌唱・舞台・ナレーション等用」
の二つを持っているとします。

前者は普通に話すことはできても
ただそれだけ。よって、まま「聞き返されたり」することもあるし、
もちろん大きな声や高い声などに不適も不適

後者は歌唱・舞台のほかに「しっかりしゃべる」ことにも対応する
しかし、前者のように「適当に話す」とちゃんと鳴らずにがらがらする

さあ、前回の①~③のパターンがこれで見えてきましたね

しゃべるときも歌う時もしっかりしている人は後者のみを扱っている。
しゃべるときふつう歌うときしっかり・・・は前者プラス後者・・・

しかしこの組あわせを間違えると大変
しゃべるときはいい声で歌うときガラガラ、は、
どちらも前者を使い、しゃべるときは前者を精一杯使い
歌で前者がパンクしている、というパターンが多いのです。
(当然歌のときのほうが入力が強くなりますから)

ここにあげた組み合わせは代表的な例で、
実際は十人十色です。

では実際に、どうすればいいのか。
二つのポジションの使い分け、もしくは後者のポジションはどうやって見つければいいのか・・・

続く…かな???

※声はみえない楽器ですから、なかなか説明が難しいでが、お分かりになるでしょうか?
実際良い例、悪い例をお聞かせしながら、またご説明しながらならすぐわかりいただけると思いますが、
文才がないので皆様にはご迷惑をおかけします。

また、声は誰でも持っている楽器、という風に書いていますが、
それは私のように五体満足に生まれられた人間にとって…です。
だからこそ、平和のためにも暴力もためにもなりうるこのツールを、
是非良い方向に使いたいものです


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2010/10/15

声は「出す」ものではなく「出る」もの?

通常楽器からは音が「出る」

でも人は音を「出す」ということをしてしまいがちです。

私の持論として
声は「出す」ものではなく「出る」ものです。
「いい声をだそう」とした時点で順序を間違えているかも・・・

だって、気持ちがあって息を吸い息を吐き、声帯に届かせる、
あとは声帯がちゃんと鳴ってくれればいいなあ、です。

人事を尽くして天命を待つのです

「喉仏」っていうくらいですから・・・仏になんかさせちゃだめですよ♪

つまり声が「出る」までに何をしたかが重要なのであって、
出すという行為とはまったく違うのです

そうして「でる」ようになったら、
今度は音色はかなり簡単にコントロールできようになります。

出しているうちはそれができません

・・・うまく説明できてなかったらすみません。
あくまでひとつの考え方です



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2010/10/13

歌唱・舞台用のポジションと普段のおしゃべりのポジション①

歌唱・舞台の…すなわち、本番用のポジション。
なんのポジションかと言いますと、
のど(声帯・気道など喉全体)の物理的なポジションです。

普段のしゃべり声ではちゃんと歌えないし、ナレーションにも使えないことは
なんとなく想像がつくと思います

「え?でもあの人の歌はしゃべっているように
  しかもとても素敵に聞こえるよ??」

それは「しゃべるように歌えている」だけです

ボーカリストで以下のような方を見かけませんか?

①しゃべり声ガラガラ。でも歌うとすごい良い声!
②しゃべり声きれい。歌ってもきれい!
③しゃべり声きれい。でも歌うと・・・ダメ。

一体どういうことでしょう???
おっとお出かけの時間です・・・
都筑は、いや続きはまたです(住所がばれる変換・・・)


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2010/10/07

発声のヒントはブログで公開すべきか

私の発声についての考え方、指導方法は、
おそらく一般のボイトレ教室や声楽家の先生方とはかなり違うと思いますし、
よくそういわれます。
(目指しているものはそう変わらないかもしれません)
それは私がボイストレーナーになった理由も関係すると思います。

それはさておき、、、
最近何名かの生徒さんや関係者の方から、

「ブログで公開するなんてもったいない」

というようなご指摘をいただきました。
これは私も悩むところです。
お金を支払って私のところへ来ていただいている生徒さんにとっては、
釈然としないところもあるかもしれません。
わたしもそのことはなんとなく気にはしています。

でもやはり、ボイストレーニングは
いくらよい解説があったとしても(私のが良い、といってるわけではありませんよ♪)、
それを理解し、指導できる先生がいなければとも思っていますので、
これはこれでいいのかなと。

ボイストレーナーの方でもご活用いただいている方もいらっしゃると聞いております。
お役に立てるなら・・・ご利用ください
ただ、ご意見もいただけるとうれしいです

わたしのひとつの夢として、
ボイストレーナーを育てたいという気持ちもあります。
私の指導法は、心理面の部分が多いので、これはいつか本にでもできたらな~
と思いますが、
「浜渦式ボイストレーナー指南マニュアル」なんて
絶対売れないだろうなあ・・・w



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2010/10/06

途中で反省しないようにしましょう(2007.11.21の記事を加筆・修正)

歌唱中、舞台の本番中など、ちょっと変な声が出てしまったり、
「今のいまいちだな」…という時があると思います。
そのときに

何もしない、修正する、反省する

どれが良いかと言いますと、
理想は「何もしない」
なぜなら、表現に精一杯になっているはずで、声の事など考えられないはずだからです
(といってもそれが難しいですが///)
これは実際の歌唱のときなどですね。
あとは修正→反省の順だと思います

ボイストレーニング中は何もしない訳には行きません
「次ぎよくなるように修正するか」
「いつまでも引きずって反省するか」
どちらのほうがよいかは、なんとなく解りますよね♪

くり返しになりますが、歌唱中に、
いまのとこよくなかったなあと「反省」または「後悔」しても、
音楽は止まってくれません。
反省していても進んでいきます。
反省中のメッセージはお客様に伝わりにくいでしょう。

難しいことですがまずは「修正」を目指しましょう。

反省もせずに「止まる」「勝手にやりなおす」「止まってさらに言い訳をする」
などは、論外かな!?
(昔の私はそうだったな 汗)


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2010/10/03

続・ボイストレーニングのレッスンに必要なモノ・・・(2007.10.05の記事を加筆・訂正)


もう一点、必要なものがあるとすれば、
前回述べた「開き直り」でしょうか

生徒さんは是非開き直って、
講師が言うところの「○○のように」をやってみてください。
想像できなくても、恥ずかしくてもまずやってみるのです。
そうすることで、恥ずかしいから出来ないのか、
想像できてないからできないのかなど、色々な情報を、
講師に伝えることが出来ます。
それにより、講師はまた「次の一手」を打つことが容易になるのです。

ただし、そのためには私たち講師が皆さんの「信頼」を勝ち取れるかも
大変重要ですが・・・
「なんでできないの!?」なんて言ってたら、あっという間に・・・失いますw

「○○をしなければ」
「○○するべき」
は要りません。

「今できること」と「今できないこと」

これをやってみることが大切だと思います

レッスンは講師と生徒さんとのキャッチボールです。
何が飛んできても受け止めて投げ返す、
間口の広さが、レッスンをする上で、
お互いに大切なのかもしれません。


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2010/10/03

ボイストレーニングのレッスンに必要なモノ・・・(2007.10.05の記事を加筆・訂正)

特に必要な「物」はないです…

生徒さんにとって必要なモノは、「想像力」と「開き直り」でしょうか?
ヴォイストレーニングとは楽器作りとテクニック習得の両方を一緒に行なわなければなりません。
他の楽器のように、誰かが作ってくれるわけではないのが大変且つ一番面白いところでしょう。
しかし、声帯(管楽器のリードにあたる部分)も横隔膜も、実際に外から見えるわけではありません。
そこが難しいところです。

そこで重要になってくるのが、
想像力です。
ヴォイトレ(歌やセリフも)の講師は、
他の楽器の先生よりも

「○○のように
という表現がよく出てくるはずです。
私のレッスンで言えば

「○○の啼き声のように」
「マスオさんのように」
「オカマがねだるように」

という表現がたびたびでてきます。

講師にとって、生徒さんに
「何を想像させるか」ということも重要です

私の場合は、生徒さんに「なるほど」と思ってもらえるように、
実際にそれを想像した声を出し、聴いていただきます。
早い話が、オカマのような声を出し、マスオさんの
「ああ~…サ、サザエ~」
「カ、カツオく~ん」
なんて声を出したりしてます♪

…つづく




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