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殻から飛び出て「ちゃんと怖がる」こと

ボイストレーナーの浜渦です。

歌や演技をする時に限らず、プレゼンや普通に人と会うとき、スポーツで試合をする時、
「身体に力が入ってしまう」
こんな方はたくさんいらっしゃいます。

「緊張するから」「怖いから」
というのが一般的な答えでしょう。
しかし、多くの一流プレイヤーが、
「緊張した方が良い」「怖がった方が良い」
とも言います。

どちらも本当のことを言っているわけです。
ただ、緊張したり、心がツライときに、また殻に閉じこもるかどうかではないでしょうか?
これは防衛本能かもしれません。
しかし、多くの一流プレイヤーは、
殻から出て怖がるのです。

だから、震えられるし、ときに緊張で泣くこともあるかもしれません。
しかし、そこではじめて達成感を得ます。
これは自然な感情の表現ができている証拠でしょう。
なにがあっても、絶対に殻に閉じこもらない…
これが超一流たる所以かもしれません。
そもそも緊張感のないひとが出て来てもこまりますよね(^^;;

ところが、自分の「心」が傷つくことを恐れると、力を自動的に入れてしまいまう…
殻に入り、表現の要「関節」を固めてしまうのです。

こうなったら、どんなに頭の中で喜怒哀楽を作ったところで、出てくるわけはありませんよね。
…その代わり、大きく心が傷つくこともありません…
要するにぬるま湯なのです。

私もかつてそうだったのですが、
ボロカスに言われ続ける時期があると、
「なにを言われても感じないようにしよう」としてしまいかねません。
どんなに貶されても、受け答えしつつ、心の中で別のことを考えてみたり、
逆にもう褒められても、
次に落とされる時のギャップが怖いから、あまり喜ばないようにしたり…
つまり、自分を守るために、感性をころしてしまうわけです。
これで、傷つくこともありません…?

いや、この時点で相当傷ついているでしょう。
感性をころすということは、
表現から真逆、反対のことをして、不必要な力を入れ、必要な力を捨ててしまぅているのですから。


好きな人に好意をもってもらいたい時だって同じでしょう。
傷つきたくないから、半端な表現しかできない…
嫌われないかもしれませんが、振り向いてもくれないでしょう。
それは、相手がお客様であっても同じこと。振り向いてはくれないでしょう

ですから皆さん、やはり殻から出ましょう!
出て、ちゃんと怖がりましょう。
もし関節が震えたら、それは、ちゃんと脱力できているのです。
怖い時には震えながら「アンタ、怖いわ~」
と言ってみる。それが曇りなくできたら、相手はもう怒りません。
なぜなら、ちゃんと表現できているひとは、
高音がひっくり返ろうが、
ブサイクだろうが、
セリフを間違えようが、
可哀想ではないからです。

殻の中で暴れたって、それは破れかぶれです。

表現とは、正しいことをやることではありません。
その時の感情をストレートに出すこと。
そのための身体を作ること。
「やる気がないという感情」さえ、
お客様の数だけ、ストレートに出すことです。

ただ、それはわかっているけど、どうしたら良いかはわからないという方も多いわけです。
私たちトレーナーはそういうケアのため、「力をぬけ!」ではなく、
「どうすれば力が抜けるか」「原因は何か」「力を抜く怖さを克服した時の喜び」を伝えるべきなのです。 にほんブログ村 音楽ブログ ヴォーカルへ

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