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ボイトレ・レッスンで「トレーナーに必要なもの」とは?〜トレーナー・スクール選びの参考に

ボイストレーナーのはまうずです。

今後、ボイストレーニングのスクールの選び方や、
業界の現況や問題点についても「批判的にならないよう」書いていきます。


【レッスンで大切なのはメソッドなのか?】


最近、ボイトレ業界においても、認定制度などが生まれています。
(私は生徒さんに認定されれば、それでよいのですが・・・)
そして多いのが『●●先生の「△△メソッド」』
それぞれに特徴があり、面白く、大変参考になります。

私にもボイトレの師匠がいました(S先生=「MISIAなど有名アーティストを指導された方」)。
S先生は私に惜しみなく、その「S先生式メソッドと指導法」を教えてくださいました。
私自身そのメソッドで、音域はぐんぐん伸び、とても勉強になりました。

「なんでこんなに簡単に教えてくれるんだろう?」

S先生は私の父の弟子であったから、その関係もあり、可愛がってくださったのは間違いありませんが、
こんなに簡単に渡してくれるとは。

そして、私は、S先生メソッドで
「これで私もS先生並のスーパーボイストレーナーだ」
と、甚だしい勘違いをしてしまったのです。


【そのメソッドをまるまる真似して教えても意味がない!】


ある先生が開発したメソッドは、
その先生が自分の頭と身体を実験台に、
また多くのレッスン経験の中からうまれたもの
です。
何が言いたいかと言いますと、そのメソッドは

「その先生だから最もわかりやすく伝えられる方法」

であって、他のトレーナーが参考にはしても、
そのまま「まるまる」真似しても、
なかなかうまくいきません。いくはずはありません。
その先生の感性だからこそ、その先生の身体や性格だからこそできたことなのです。
それなのに、その先生のメソッドをやってますと「看板」を掲げても、
不遜と思わざるを得ないのです。

だからと言って、最初から完全オリジナルのメソッドを開発するのも不可能です。
私たちは声を出して話している時点で、誰かの真似をしています。
だから話せるし、イントネーションも作れます。


【今の時代どのメソッドも目指すゴールは同じ!?大切なのは伝え方】


私が舞台から降り、ボイストレーナー専門プロとして歩み始めた頃は、
まだまだ「根性論」のレッスンが多く、
「気持ちが足りないから」
「俺の真似してみろ」
と言った言葉が飛び交うのレッスンがスタンダードでした。
それに嫌気がさし、
「理論的なレッスンをする先生がいないのか?では私がなろう!」
としたのがそのキャリアのきっかけです。

最近は、業界全体で論理的な、レッスンをするようになってきています。
(ここはクラシックの声楽は未だに弱い・・・)
よく考えてみれば、ボイトレに通う目的は、
「良い声が出て、歌唱力が上がり、滑舌よく、大きな声が出て、etc」
方法論も進化しましたが、
「ミックスボイスが腹式呼吸が、、、」
と目指す技術に大差ありません。

大差ないとなれば大切なのは、
「誰よりも分かりやすい」「通うことが楽しい」
ということが挙げられます。ですから私は、
どんな性格の体格の、症状の生徒さんがいらっしゃっても、
同じレッスンはせず、その生徒さんの全体像をみながら、

「何を?なぜ?どのように?」

を明確に伝えるためにどのアプローチを柔軟に変え、修正し、
どのアプローチでも「腑に落ちて納得」していただけることを、
肝にしています。

【技術偏向に対する警鐘】


長くなってもうしわけありません。
最後に、技術偏向に対する警鐘を。
確かに業界から根性論は減ってきました。

その一方で、技術偏向がすこし気になります。
「上手いけれど感動はない」
「カラオケ点数が良ければOK」
「ミックスボイス」をやたらと売りにする。
これらに少し疑問を感じるのです。

身体全体を使った溢れる感動の呼吸から出す発声法を、
独自の方法で「とにかくわかりやすく」お伝えしています。
身体全体を使いそのバランスを身体が覚えれば、ミックスボイスはもちろん、
呼吸法も表現法も歌唱力もセリフの力も身につくのは当然のことです。
私は、そういう呼吸から生まれた声は、
きっと相手の「うん」という頷きを得られると思っています。
そしてそこに本当の人間らしい個性が宿るのです。

世の中、色々な宗教、主義主張がありますが、
そういう、想いの溢れた呼吸で話し合えば、歌い合えば、
きっと、考え方はちがっても、すぐには理解できなくても、
納得しあえる、世の中が来る。
これが私のボイトレの最終目標です。
それは100年後か1000年後か10万年後かわかりませんが。 にほんブログ村 音楽ブログ ヴォーカルへ

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