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本当にうまい人から「ミックスボイス」なんて言葉は出てこない?目標はそこじゃない。

ボイストレーナーの浜渦です。
今日はミックスボイスについて、お話ししますね。


【ミックスボイスについて】


「あなたもミックスボイスを手に入れて、憧れの高音を!」

…最近はここまで露骨な言い回しも少ないと思いますが、
ボイトレスクールの謳い文句としてよく出てくるキーワード
「ミックスボイス」
(いろんな解釈がありますが、ちょっと乱暴な説明をさせていただきますと、ファルセットと地声を混ぜ、高音域まで、実声を含んだ声で出す技法。また低音域を柔らかく聞かせることもできます。)

しかし、これまで、幾多の歌手に出会って来ましたが、
その中で、表現力に優れ、
相手を納得させるような歌唱力のある人の口から、その、
「ミックスボイス」
という言葉を聞いたことは殆どありません。

逆に、その素晴らしい歌い手に、
「ミックスボイスってなんですか?僕にできるのかな?」
と、聞かれたことはあります。

私は、
「もちろん、既に出来ていらっしゃしますよ」
と、お答えしますが、ご本人は、

「まったくそんな自覚はないし、気にしたら歌えなくなりそうなので気にしないでおきます(笑)」

・・・それでよいのだと思います。
身体全体を使い、ギリギリのバランスで生まれた呼吸から声を出していれば、
ミックスボイスは自然と身につくものなのです、


【目的は「技術」か「表現」か】


私たちはなぜ歌うのか、踊るのか、描くのか?
技術を見せるため?
いや、それは違うと思います。
やはり、自分の「生」を表現するため、
「想いを自由に表現できるようになるため」ですよね。
もちろん技術が無ければ、その表現は難しくなりますから、
体得するのは大切です。

しかし、技術それ自体、例えば、
ミックスボイスができることそのものを目標にすると、
器用にいろんな歌は歌えるようになるかもしれませんが、
目的である表現からは、或いは離れてしまわないでしょうか。

たしかに、いろんな色で自由に描きたいのに、絵の具も絵筆もキャンバスもなければ、
思い通りにはなかなかなりません。
ボイトレはまさに、その絵筆や絵の具やキャンバスを身体の中に作ることでもあります。
しかし、道具を揃えることばかりに執心しては、本来の目的「表現すること」を見失ってしまいかねません。

もちろん、私の生徒さんミックスボイスはじめ、いろいろな技術を身につけて行かれますが、
あくまで、表現の呼吸の上で、です。

呼吸も、丹田呼吸・発声、いや横隔膜が大事だ、いや、背筋が、いや…
いろいろ言われますが、
全部使えい切りまししょう!

多くの先生は、かつて自分が足りなかったところばかりを、生徒さんに教えようとしがちです。
しかしそれは、少し危険です。
その生徒さんも同じところが足りないとは限りません。
うまくその先生のかつての欠点や感性と合えば良いのですが。

やはり、その人の骨格や体格、性格や声帯の大きさなどをよく考えて、
いかに活かせるかを考えるべきだと思います。

しかし、現役プレーヤーを続けながら、それをやるのは大変感とも思います。
私は迷った結果、ボイストレーナー一本に絞って、ステージから降りたわけですが、
(近々、また初心者プレーヤーからやり直したいと思っています)

身体全体を使えるようになった時…
ミックスボイスは自然に身につくし、
その響きがいやなら、使わないことも簡単になります。
なにより、欠点が長所に生まれ変わります。

…すみません。話があちらこちらに…
技術はもちろん大切ですが、
それ自体が最終目標となってしまっていないか、確認したりり、
一度、技術を忘れて、ただ表情だけを優先して強く歌ってみるなどすることもまた、
とても大切なことかと思います。

今日もお読みくださり、ありがとうございました。
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Theme: ボイトレ
Genre: 日記

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