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発声練習やミックスボイスが「目的化」していませんか?それらは自然に身につくものです

目的は自己表現


ボイストレーナーの浜渦です。

表現するとは、身体をひらくこと。
身体をひらくついでにに歌い、絵を描き、話し、呼吸する。
いや、身体を開いたら表現が始まります。
それをどこに向けるかということです。
その中に歌もあるわけです。
なぜ表現するのか?
それは私も答えは出せません。
しかし、人間は身体を開いて表現することで、子どもの頃のような、
真剣なワクワクを得られるのは間違いのないところなのです。


身体を開く表現で得られるもの


身体を、あらゆる状態で微調整しながら開き続けることで、
身体のあらゆる筋肉がしなやかに鍛えられます。
時に綱渡りのように重心をコントロールしながら、筋肉の使う場所や力もどんどん可変させながら、
しかし、身体は開き続ける。

楽譜は左から右へと移動しますが、
音楽・演劇表現は、上下にも前後にもとめどなく動きます。
この辺りは文章で表しにくいのでレッスンにて、リズムとテンポと音楽方向性やダイナミズムを自由に操る方法としてお渡ししますね。ごめんなさい。

身体を開いたまま、それらの表現を実現する過程で、自然に、自動的に身につくものがあるのです。
それが、例えば歌なら、

本質的で自然な歌唱力
腹式呼吸
ミックスボイス
楽譜を超えた音楽のスケール感
テンポと別に操れるリズム感
等々

なぜ身につくのでしょうか?


なぜテクニックが「自動的」に身につくのか?


それは、身体がそれらのテクニックを必要とするからです。
ひとは、必要としなければ、何をするにもなかなか身につくものではありません。

ミックスボイスや腹式呼吸も、自分を開いた表現が求めた結果身につく。
これが最短コースです。

しかし、ミックスボイスや腹式呼吸ができれば歌が上手くなる早道だと信じ込んでいる人が、未だに多いのです。
それは完全に間違いだというわけではありません。
たしかに、テクニックが表現を助けてくれる場合もあります。
身体が必要性を感じた場合とは身につくスピードは雲泥の差なのです。
しかし、身につくスピードだけではなく、もっと大きな問題があります。


目的と手段を取り違えると・・・


ミックスボイスや腹式呼吸、高い声を出すテクニックが、目的化してしまってはいませんか?
たとえミックスボイスや腹式呼吸を目的化して身についたとしても、もっと大きな問題があるのです。

音楽表現を上下左右前後に「こんな風に動かしたい」という思いなく、
それらが身についても、誰に伝わるか?という問題です。
技術はあるので、もしかすると、
「高い声でますね」
「なかなかうまいですね」
とは褒めてくれるかもしれません。
しかし、心からの

「ええなあ!」
「なんか知らんが感動した!!」


という、本当の伝達は相当難しくなっていることが大変多いのです。
むしろ、技術なんてなかった時の方がよかったという人は大勢いるのです。

テクニックが目的化した時、それらテクニックが身につくのも遅くなるばかりか、
手に入った時の虚しさや、伝わらなさにがっかりしてしまうかもしれません。


誰に伝えるのか?


もちろん誰に伝わらなくとも、という方もいらっしゃるかもしれません。
カラオケの点数が目的の方は点数は上がるかもしれません。
しかし、誰より近くで聞いているあなた自身に感動がなければ、
やはりそれは勿体無いないなと、私は思うのです。

私もボイストレーナーのキャリアの最初の頃は、
どうすれば高い声やミックスボイスができるかを教えてしまっていました。
そしてそれらの言葉を使うと生徒集めなどには役に立ったのです。

しかし、やはりそれは違う。
歌うこと、演ずることは、人と比べてどうのではありません。
自分が動かしたい音楽、動きたい表現を求めるような生き方と身体をつくること。
そうすれば、やはりテクニックはついてくるのです。
目的を達成するために身についてしまうのです。
私はそれを伝えて行きます。
voicetrainer
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