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「テンポとリズムと声の鳴るタイミングを自由に操る」その2

テンポとリズムと実際声のなるタイミングを自由に操る。
「その1」では、テンポとリズムの違い。
また、リズムには重心の変化が重要であることを書きました。
(前略)人は感情が感情の変化、例えば驚いたり、落ち込んだり、血の気が引くようなことがあったり、腑に落ちて納得した時などに、重心が動くようになっているからです。(後略)
詳しくはその1をご覧ください。
http://voitra.blog117.fc2.com/blog-entry-1821.html

テンポとリズムが関係悪化?


テンポとリズムが乖離しすぎると…


テンポは速度の指定であり、リズムはその中で音楽を動かす重要な要素であることは前回書きました。
しかし、これが乖離しすぎたり、テンポを無視してリズムを作ったり、重心の移動なしにリズムを感じると、
「崩す」ではなく「崩れる」
になってしまいます。
これは曲を雰囲気だけで掴むとこうなりがちです。
そうなると、ジャズは「ジャズっぽく」クラシックは「クラッシック風」というように、
本物でなく、「〜っぽいもの」という似て非なるものになってしまいます。


テンポとリズムと声がぴったりすぎると


逆に乖離せずにこれら三つがぴったり合いすぎると、非常につまらない表現となってしまいます。
さらに発音までがぴったりになると、もう「レガート(平滑・滑らか)」に歌ったり、話したりするのは、
非常に難しくなります。
※ただし、本当に上手い人はあたかもぴったり揃っているかのように表現ができます。それはもっともっとあとでやりましょう。上手い人の「さらっと」を真似すると、火傷します・・・
やはり、この三つはバラバラに操れるようになりましょう。

ちなみに、重心の変化なくリズムを動かそうとすると、テンポの方が動いてしまって、滑って聞こえたり、
ただ重く聞こえたり、感情という理由なくうごくので、非常にわざとらしい感じになりがちです。


リズム、テンポ、声をバラバラに操るために


そのメリットとは


そもそもなぜそれらをバラバラに操るのでしょうか?そのメリットの一例をあげます。
●テンポとリズムに距離感を持つことで、感情表現の「変化の幅」をもたせることができます。
●テンポはきっちりと刻みながら、リズムで感情のアクセルを踏む。しかし言葉は後から出てくる。
●テンポはきっちりと刻みながら、リズムで感情のブレーキを踏みながら、言葉は早めに出す。
●リズムのアクセル・ブレーキ操作で、音色の操作や自然なビブラートが生まれる。 等々
これらは、結局我々が感動した時や、納得した時、怒りに震える時、歓喜に満ちた時に起こるギリギリの行動なのです。
それができてこそ、相手のこころに伝わっていくわけです。


練習時のアドバイス


テンポはとにかく慣れですが、ただ漫然と歌わず、楽譜上のリズムはとりながら、
音程をまったく無視してあなただけが感じるイントネーションで歌う練習は有効です。
つまり、楽譜上の音程に釣られずに、テンポとリズムと言葉を出す練習です。
これで本当は自分はどういう風にこの曲のリズムや言葉を感じていたのかを浮き彫りにします。
これにより、実際の音程と、自分の感じている音楽の差がわかるわけです。
この差は同じ曲の中、フレーズの中でもくっついたり離れたりします。
それを埋めるのが表現です。

自分の感じているものと、楽曲との差を埋める。
また、歌詞との差を埋めていく。これが楽曲と自分自身の表現との融合です。

これがわかれば、ほとんど初めての曲でもそんなに難しいものでなければ歌えるようになります。
たとえ「曲や歌詞がほとんどにしかわからなくても自分の表現を最優先しろ」ということです。


即興力を養おう


いや、逆に曲や歌詞を半端に知ってしまうと、間違ったことに気づいて、止まったり、やりなおしたり、
表現することより間違わないことを優先してしまい、
そもそも何のために歌うのかすらわからなくなってしまうことはよくあるのです。
ですから、どんなに初めての曲でも全力で表現すること。
誤解を招くかもしれませんが「たとえ歌詞の意味がわからなくても」です。
音と歌詞を覚えてから感情表現をしようとしても多くの場合手遅れ、またはかなりの遠回りとなります!
大切なのは表現を押し通す即興力と強い心とも言えるでしょう。

クラシックの方に特に多いのですが、
「せめて歌詞と楽譜上のリズムだけは覚えよう」とそればかりに執着し、
重心の変化はもちろん、自分の表現を全部殺してしまう人が後を絶ちません。
それでは融合でなく「楽曲への迎合」です。
そのうえで声は「クラシックっぽい声」ならば。目も当てられません。
これは指導者に問題があるとも言えます。
私は特にここをきをつけて指導させていただいています。

だから私の生徒さんは何があっても止まらず、自分の表現を最後までやめないようにまずなってもらうのです。
結果、上手い下手以上に、相手に伝わるようになるのです。

業界批判とも取れるようなことを書いているかもしれませんがどうかご容赦ください。
大切なことだと思っています。誹謗中傷ではありません。
それは一つの価値観にしか過ぎませんが、やはりそれは大切にしたいのです。
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