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声という楽器だけに求められる「ある緊張感、情熱」

ご存知の通り、
声という楽器は特殊です。
共鳴する箱そのものを自分で作らなければなりません。
さらに、
それを共鳴させるための弦であったり、
例えば太鼓で言えば、ピンと張りつめた皮面。
それを支える鋲や紐など、
声の場合は当たり前ですが、自前です。

私の言う情熱は、どんなに激しく打ち鳴らされても、
へこまない、その皮の面を持ち続けながら声も出すのだと言う事です。
その部分は他の楽器は基本的には要りません
(誤解を生みそうな表現ですが・・・)
皮面の質の良さ、
それをピンと張りつめる張力、それを支える鋲、
そし実際になる胴体の部分。
それを声に例えたら、
どれがどの部分かを考えてみるのも面白いと思います。

私たちは自分の身体が楽器とは良くしりながらも、
「叩く事」に執心しがちです。
その結果、巧くできなかったときに、
楽器自身まで緩めてしまう。
太鼓やピアノやヴァイオリンは、奏者が失敗しても、楽器自身はその存在をやめません。
たとえ「鳴らなくとも」
そのフォーム、つまりは「楽器そのものの緊張感」
を持ち続ける事の方が、人の心をずっと打つ歌や話し方になると思うのです。

その楽器の緊張感を支える情熱。

これは怒り狂いながらもなんとか自分を抑えて、
平静を保とうとしている人は上手にできてますよね(笑)

つまりは対極のものが必要だと思うのです。

暗闇を表現したければ、全く影のできない、太陽が真上にあるような状態をしる。

僕は表現とはその「せめぎ合い」だと思っています。

どちらかに振り切ってしまってもダメんなですね。

右にいたら全員右に、左へ行ったらみんな左へ…
なんか危険ですよねw
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